今週の管理人さんは……
福本岳史さん(第3回)
【ゲームあるある】【歴史大喜利】【Siriとしゃべろう!】などネタ系コミュニティを運営する放送作家の福本岳史さんをお迎えしての第三弾。今週は、長い作家稼業のなかでのユニークな仕事、驚きの体験を語っていただきます。
超ビッグ作家、驚きの体験談
福本岳史さん
イザベラ永野

イザベラ永野:今までに「放送作家になってよかった!」と思ったのはどんなときですか?

福本岳史

福本岳史:ふつうならまず行かないようなところに行けることですかね。いろんなとこに行くわけですが、番組を作るためですから当然その知らない場所について勉強するじゃないですか? そうすると物知りになれますよね。

イザベラ永野

イザベラ永野:そういうことを繰り返してまた別のネタにつながっていったりするんですよね。

福本岳史

福本岳史:あとはふつうなら話を聞けない人に話を聞けたりですとか、お客さんの立場だとできない体験ができますよね。例えば水族館に行ったらそこのスタッフの方に解説してもらいながら見学できたり……。

イザベラ永野

イザベラ永野:バックヤードにも入れたりね。いいな、いいな! では逆に後悔したことは?

福本岳史

福本岳史:以前にテレビ番組のイベントで出演者のタレントに滝行(たきぎょう)をさせるという企画を書いたら、どういうわけかそのタレントさんと一緒に僕も滝行するはめになったことかなぁ(笑)。1月ですよ? 水温4度くらいの1月の神奈川のとある滝で!

イザベラ永野

イザベラ永野:ひゃああぁぁ~~! そういうのバラエティーでよくやってますけど命に危険はないんですか?

福本岳史

福本岳史:ははは! 死にはしないと思いますけどね。けっこう長い時間滝に打たれてましたから、そうすると寒いとか冷たいとかそういう感覚も麻痺していくんですよ。終わった後でアツアツの温泉に入るんですが、あまりにも温度差があり過ぎて火傷みたいになってしまうので、しばらく熱いお湯には入れない! ぬるめのお湯から入って少しずつならしていくんですが、思うように服も脱げませんでした。

イザベラ永野

イザベラ永野:すっごいなあ~。体張ってますねえ。自分で書いたネタだし文句言えないですもんね(笑)。ちなみにそういうネタ探しはどういうふうにされてるんですか?

福本岳史

福本岳史:基本的には、とにかくいろんな人としゃべることですね。僕は突出した得意分野があるわけではないので、他の人から聞く話ってどれも興味深くて刺激を受けることが多いんですよ。それで「これおもしろいよ」って教わったものはとりあえず試すようにしてます。

イザベラ永野

イザベラ永野:「あんまり興味ないなぁ~」って思うことでも?

福本岳史

福本岳史:そうですね。まったく興味なかったことでも例えば映画だったら1作は観てみる、マンガなら1冊は買って読んでみます。時間があれば教わった話をさらに調べることもありますね。

イザベラ永野

イザベラ永野:食わず嫌いじゃなくて、とりあえず試してみるってことですね。そういう柔軟さが福本さんが愛されキャラでいる所以なのかも。福本さんは『週刊トロ・ステーション』や、週刊少年チャンピオンの読者コーナー『黒チャンピオン党』など放送作家以外のお仕事もこれまでにいろいろされていますが、これは! という異色の仕事って何かされたことありますか?

福本岳史

福本岳史:漫画の原作ですかね。『コミックボンボン』でBS放送を紹介する漫画の原作を担当したことがあるんですよ。担当の人と雑談してて、ちょっとアイデアを話したら「じゃあ、ちょっと話を考えて」という流れになってそのまま……(笑)。

イザベラ永野

イザベラ永野:そういうのも放送作家でなければ、なかった話ですねえ。放送作家って「脚本を書く」ことより「ネタや企画を考える」ことのほうが大事な仕事なんでしょうね。台本ひとつ書くのでも、そのまえにネタを考えている時間のほうが長そう。

福本岳史

福本岳史:そうかもしれませんね。だから何かを決定したりアイデアを出し合う場にたまたま居合わせると、それがそのまま仕事につながるチャンスがあるんですよね。

イザベラ永野

イザベラ永野:それも福本さんの引き出しが多いからだし、あとはやっぱり愛嬌があるから!

福本岳史

福本岳史:たまたまラッキーなだけですよ。

イザベラ永野

イザベラ永野:ラッキーも実力のうちですよ! ほんと、とんでもないラッキーボーイですよね。私の知っている獅子座男子と違う~(笑)。福本さんのホロスコープみてみたいな。あ、そうだ! 日下ゆに先生に鑑定していただきましょう。ゆにさーん!ゆにさーん!


福本岳史さん
日下先生を召還! 今回の対談冒頭の福本さんの発言でわかるとおり、性格診断、当たりまくり。

日下ゆに

日下ゆに:はーい! 福本岳史さんのホロスコープ、拝見させていただきました。つねに「なにがあっても絶対に自分は大丈夫」という気持ちがあるので、それが仕事や人を引き寄せてると思われます。福本さんはお相手のことを知らなくても相手は福本さんを知ってるというシチュエーションがめちゃくちゃ多いはず。

福本岳史

福本岳史:あ~! あります、あります(笑)。

日下ゆに

日下ゆに:あと、仕事を断わらないですよね。

福本岳史

福本岳史:ですね。よほどのことがない限り、基本的には断らないです。

日下ゆに

日下ゆに:来たタマは全部、受ける感じ。その自己肯定力や強さがまわりを元気にするんですよ。そして、ずっと子供の気持ちを忘れない人ですね。

福本岳史

福本岳史:わかります、わかります。子供の心というかテンションがずっと中学生みたいですね(笑)。

イザベラ永野

イザベラ永野:中二病ですか!(笑)

福本岳史

福本岳史:そうかも。だから、その子供っぽさゆえ、仕事で揉めることもけっこうあるんですよ。

日下ゆに

日下ゆに:でも揉めても自分は悪くないと思ってませんか?

福本岳史

福本岳史:思ってます(笑)。

イザベラ永野

イザベラ永野:ズバズバ言い当てられてる(笑)! そのへんの頑固っぽさは、ゆにさん曰く「ガキ大将」の獅子座っぽいですね。

日下ゆに

日下ゆに:そうですね。福本さんのホロスコープは太陽が獅子座、月が牡羊座なのでとっても調和がとれてるんです。クリエーターには本当に向いていて、ネタに詰まるとかそういったことがあまりないはず。

イザベラ永野

イザベラ永野:福本さんが昔からやたらついていたのは、やっぱり持って生まれた運勢なんですか?

日下ゆに

日下ゆに:それも、ご本人の捉え方というところもあります。じつはほかの人なら「やっかいごとを振られた」と感じるようなことでも、福本さんは「ラッキー! おいしい話がきたぞ」ってとらえることが多いんですよ。

福本岳史

福本岳史:なるほど、ようするに自分がおめでたいだけだったのか(笑)!

日下ゆに

日下ゆに:いえいえ、そういうポジティブさは生きていくうえで絶対に必要ですよ。

イザベラ永野

イザベラ永野:まさにそうですよね。「げー! 自分が疎いジャンルの仕事きちゃった。めんどくさ~」じゃなくて、「おっ、知らない世界! おもしろそー! よーし調べるぞ~」と考えるのがふくぽん思考。やっぱり福本さんのキャラクターが福を引き寄せていたんですね。ゆにさん、今回はとつぜんの鑑定ありがとうございました。

「とにかくラッキーでした」と、作家人生を振り返る福本さんの福の神はじつは自分自身だったようです。そういうポジティブでアクティブな人のところに仕事って集まっていくんですよねえ〜。福本さんとの対談は2週お休みをいただきまして、2015年1月15日更新号より再開します。
   
福本岳史さんのおもな管理コミュニティ
【歴史大喜利】
管理人の福本さんがお題を出し、参加者がネタを投稿するスタイルの参加型コミュです。次々出されるお題がすでに面白かったりしますが、 「みなさんお気軽に投稿してくださいね」とのこと、ボケてボケてボケ倒せ! 
【ゲームあるある】
ゲームに特化したあるあるコーナー。アーケード版、家庭用ゲームのトピックがありますが、昨今はオンラインゲーム系のネタがいっぱいありそうなので、みなさんの体験談やあるあるネタをお待ちしてます!
福本 岳史(ふくもと たけし)さん
プロフィール
ラジオを中心に活躍する放送作家。NHKラジオ第1にて毎週土曜夜9時からの『wktkラヂオ学園』などを担当。1973年8月18日大阪生まれの獅子座、O型。最近次女が生まれたばかりの三児のパパ。現在の体重は99キロ!